三菱商事中間決算　上方修正、増配、株式分割

2023/11/03 00:12

大手商社筆頭の三菱商事は11/2に発表した中間決算を受けて、株価は大幅に下落しました！

素人目には、悪くない決算だったと認識していますが、市場（機関？海外投資家？）からは厳しい判定でした。

株価が下落したと言っても少し前の株価に戻っただけだと認識しています

下記プラス要因を踏まえると、11/2の株価の下落は一時的な事象であり、長期的には株価は順調に上昇していくことを期待しています。

プラス要因
・通期純利益の上方修正：9200億円から9500億円(＋300億円）
　社長は、通期利益見通しが「上に振れることもある」との見通しを示した。

・増配　予想：200円（前年：180円）→210円　∔10円（+5％）
　期末に更なる増配上乗せ期待
　
・株式分割：12月31日を基準日として、１対３の株式分割を実施
　新NISA開始に伴い新規株主の増加と株価の上昇期待
　配当金は1株：70円（半期：35円）

マイナス要因
・4-9月期純利益：前年同期比35.3％減の4600億円で大幅な減益を嫌気

・通期純利益が市場予想平均値の9881億円を下回った

24年3月期純利益見通しを上方修正　市場予想は下回る

［東京　２日　ロイター］ -

三菱商事は２日、2024年3月期の連結純利益予想を9200億円から9500億円へと上方修正した。ＩＢＥＳによるアナリスト9人の予想平均値9881億円は下回った。為替円安が利益を押し上げたものの、不確実性のある事業で損失を織り込んだ。

10セグメント中6セグメントを上方修正。為替円安による利益貢献を通期で500億円程度見込むのに加えて、ＬＮＧ（液化天然ガス）の利益増や、三菱自動車における持分利益の増加などが寄与する。下期（今年10月―来年3月）の為替は１ドル140円を前提とするため、中西勝也社長は、通期利益見通しが「上に振れることもある」との見通しを示した。

4-9月期連結業績は、純利益が前年同期比35.3％減の4600億円だった。豪州原料炭事業での市況下落の影響が出た。前期の市況好調や不動産運用会社売却益の反動が出る中で、中西社長は「それなりの数字が出せた」と述べた。上期では過去２番目の利益水準だった。

三菱商事は同時に、2023/12/31付で１株を３株にする株式分割も公表。「投資家にとってより投資しやすい環境を整える」（中西社長）とした。

12月31日の株主に1対3の株式分割を実施

［東京　２日　ロイター］
- 三菱商事は２日、12月31日を基準日として、１対３の株式分割を実施すると発表した。株式の流動性向上と投資家層の拡大を図るとしている。

1. 株式分割
(1) 株式分割の目的
株式分割による投資単位当たりの金額を引き下げることにより、投資家の皆様がより投資しやすい環境を整えるとともに、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的としています。
(2) 株式分割の概要
① 分割の方法
2023 年 12 月 31 日（日曜日）（同日は株主名簿代理人の休業日につき、実質は 2023 年 12 月29 日（金曜日））を基準日として、同日最終の株主名簿に記載又は記録された株主の所有する普通株式を、1 株につき 3 株の割合をもって分割いたします。