じいじのマネマネ投資

定年再雇用じいじの遅咲き高配当株投資のまったりブログです。遅咲き投資なので様々な情報のマネ真似

AT&T 75%売却しました!


スピンオフの発表後、フォルダーの皆さんは減配懸念や新会社の株分配のメリデメ等で戦々恐々されていると思われます。


保有継続を宣言されている方、減配予測から全部売却した方、一部売却した方等まちまちの意見がありましたね。


管理人は現行配当金がスピンオフ実行時の2022年中旬まで維持されるとの予想から、当面は保有継続し様子を見ることにしていましたが、思うところがあり権利落ち前日の7/7に思い切って75%売却しました。


売却理由

スピンオフのデメリット懸念
・高配当の受取を目的に保有するも減配が確実視されていること
・新会社の株価や配当金が不明でメリットがわからないこと
・分割後、更に大きく株価が下落する可能性があること


株価の動き
・株価は10年で見事なヨコヨコであること
・保有以降、株価の変動を注視し下落時の買増しに労力を掛けていたが疲れたこと



管理人の思惑
・配当権利落ちで株価が大きく下落する可能性を懸念(実際は軽微な下落でした)
・評価益があるうちに利確したかった
・為替が円安(110円半ば)につき円建てで売却し、売却資金を「円建て米国投信」の投資資金を充てたいと考えたこと
・いつも有効な情報を提供いただいているMさんの情報に背中を押されたこと



25%残した理由
・スピンオフを経験してみたいと思ったこと
・株価が大きく下落したら買増しして新会社の株保有の恩恵を受けたいと思ったこと
・もしかしたら本業がより健全になり株価が上昇し復配もあるかもしれないかなと皮算用したこと(可能性は低いと予想していますが)
・米国株で最初に保有した銘柄で少しだけ愛着があること


※状況が変われば残りの保有も売却する可能性があります。




スピンオフの影響や企業情報を簡単に整理しました。


スピンオフ発表

2021年5月17日にAT&T傘下のワーナーメディアがDiscoveryと経営統合することが発表された。AT&Tは現金や債券など430億ドル(約4兆6960億円)相当を受け取る。17日の発表資料によれば、同社の株主は新会社の株式71%を受け取る。



スピンオフの配当への影響

・スピンオフ後のAT&Tの配当額は、現在の配当に比べて約43%減少すると予想されている(発表情報の中間値の場合)
・新会社は恐らく無配当か、非常に低い配当の可能性が高い
・実際の取引完了は2022年半ば(mid-2022)と発表されているので、それまでは配当は現在のものを維持する模様
・新会社の株価は7-8ドルぐらいで現行配当金(2.08ドル)の約4年分?



具体的な減配試算情報

「200億ドル以上の予想フリーキャッシュフローに対して、40%から43%の年間配当支払い率」を見込んでいるとのこと。


2021年第1四半期決算時は2021年の見通しとして「260億ドルの予想フリーキャッシュフローに対して、50%台後半の年間配当支払い率」を見込んでいた(2021年第1四半期の)ので、取引完了後のAT&Tの配当は以下の通り下がることになると思われます。


減配試算
・配当原資:200億ドルx41.5%(中間値をとって)=83億ドル
・現在のAT&T発行株式数:71.4億株
・一株当たり年間配当:83億ドル/71.4億株=1.16ドル(四半期では0.29ドル)
 となり、現在の税引前年間配当2.08ドル(四半期配当0.52ドル)からすると、計算上は約43%の見込み



メディア事業を買収&売却

本業以外の事業を買収するも負債が拡大し失敗に終わる


ディレクTV
2015年に480億ドルで買収⇒78億ドルで売却 -402億ドル


タイム・ワーナー(現ワーナーメディア)
2018年に810億ドルで買収⇒430億ドルで売却 -380億ドル



AT&Tの10年チャート

見事にヨコヨコです。




株価:7/16
28.34  -0.09(-0.31 %)


スピンオフ時:約34ドル → 28ドル台




<最後までお読みいただき、ありがとうございました。>