総合商社決算状況
管理人は国内株で高配当の優良銘柄に投資しており、バフェット銘柄として株価が上昇しキャピタルゲインとインカムゲインの双方を享受できる銘柄として総合商社をウォッチし、決算状況は常に確認しております。
先週、大手総合商社の決算が出揃いました。本日は管理人の整理、把握のために各社決算状況をサマリーしましたので報告いたします。(選定5社は管理人の勝手な選定です。豊田通商を外した意図は特にありません)
決算の感想と想い
三井物産の大躍進が目に付きますね!通期の当期利益予想が640000億円で伊藤忠の550000億円を超えてダントツの一位。堅実な業績で株価も大幅に上昇し時価総額も三菱商事を抜きそうな勢いです。
管理人は現在厳しい状況の住友商事を保有する際に三井物産と悩みましたが、配当利回りの少し高かった住友を選別してしまい現在の大幅な差となっております。
やはり業績や財務内容等の分析が不可欠であったと反省する反面事例となっております。
伊藤忠は言うまでもなく順調な業績で安定していますね。もう少し株価が下がれば保有したい銘柄です。(3000円を切ったら)
三菱商事に関しては、コロナ禍で厳しい状況でしたが、徐々に回復基調にあるようで株価も下がってもすぐに3200円台に戻るような状態と認識しております。配当性向は他社よりも高いですが、累進配当宣言の維持に期待しています。
住友商事は昨年の赤字からやっと復活しつつあるようですがまだ不安定です。名門の復活を期待したいです。
丸紅は順調のようですが、直近の株価は軟調です。株価が下がり配当利回りが4%以上になれば保有検討したいと考えております。
各社ともに通期の1株利益予想から試算できる配当性向を見ると、三菱:52% 伊藤忠:25%、三井:23%、住友:30%、丸紅:26%と増配余地は高いように見えますので増配を期待したいですね。(三菱は累進配当宣言していますので現状維持以上を期待)
大手総合商社5社の決算サマリーと株価推移
<三菱商事(保有)>時価総額:47,780億円
営業利益:247,775 (+342.7 %)
当期利益:187,572 (+411.6 %)
同22年3月期予想:380,000 (+120.2 %)
基本的なEPS :126.71
同22年3月期予想:257.43
配当金:134円
株価:3,216.0 +36.0 (+1.13 %)
1年チャート
<伊藤忠(保有志向)>時価総額:53,569億円
営業利益:153,310 (+112.7 %)
当期利益:267,476 (+155.3 %)
同22年3月期予想:550,000 (+37.0 %)
基本的なEPS :180.09
同22年3月期予想:370.31
配当金:94円
株価:3,380.0 +20.0 (+0.60 %)
1年チャート
<三井物産(保有志向)>時価総額:44,461億円
営業利益:256,191 (+151.2 %)
当期利益:191,264 (+205.7 %)
同22年3月期予想:640,000 (+90.8 %)
基本的なEPS :115.74
同22年3月期予想:389.73
配当金:90円
株価:2,635.0 -15.5 (-0.58 %)
1年チャート
<住友商事(保有)>時価総額:19,538億円
営業利益:137,727
当期利益:107,302
同22年3月期予想:290,000
基本的なEPS:85.81
同22年3月期予想::232.01
配当金:70円
株価:1,561.5 +1.0 (+0.06 %)
1年チャート
<丸紅(ウォッチ中)>時価総額:15,865億円
営業利益:69,187 (+33.2 %)
当期利益:112,132(+92.9 %)
同22年3月期予想:230,000 (+2.1 %)
基本的なEPS:64.02
同22年3月期予想:130.72
配当金:34円
株価: 912.6 0.0 (0.00 %)
1年チャート
大手総合商社各社の決算状況
三菱商事
三菱商事:21年6月第1四半期連結(IFRS)
利益1875.72億円(411.6%増)、22年3月期予想3800億円(120.2%増)
[東京 3日 ロイター]
2022年3月期第1四半期決算 (2021年4月1日-2021年6月30日)
営業収益(百万円)
22年3月期第1四半期:3,793,730 (+42.2 %)
21年3月期第1四半期:2,667,435 (-32.3 %)
営業利益(百万円)
22年3月期第1四半期:247,775 (+342.7 %)
21年3月期第1四半期:55,975(-74.9 %)
当期利益(百万円)
22年3月期第1四半期: 187,572 (+411.6 %)
21年3月期第1四半期:36,661 (-77.3 %)
22年3月期予想:380,000 (+120.2 %)
基本的なEPS(円)
22年3月期第1四半期: 127.07
21年3月期第1四半期: 24.79
22年3月期予想 : 257.43
希薄後EPS(円)
22年3月期第1四半期:126.71
21年3月期第1四半期: 24.74
1株年間配当(円)134.00 134.00
1株Q2配当 (円) 67.00 67.00
1株Q4配当 (円) 67.00 67.00
伊藤忠商事
伊藤忠:21年6月第1四半期連結(IFRS)
利益2674.76億円(155.3%増)、22年3月期予想5500億円(37.0%増)
[東京 4日 ロイター]
2022年3月期第1四半期決算 (2021年4月1日-2021年6月30日)
営業収益(百万円)
22年3月期第1四半期: 2,916,818 (+22.1 %)
21年3月期第1四半期:2,388,225 (-12.4 %)
営業利益(百万円)
22年3月期第1四半期:153,310 (+112.7 %)
21年3月期第1四半期:72,081(-29.6 %)
当期利益(百万円)
22年3月期第1四半期:267,476 (+155.3 %)
21年3月期第1四半期:104,759 (-28.9 %)
22年3月期予想:550,000 (+37.0 %)
基本的なEPS(円)
22年3月期第1四半期:180.09
21年3月期第1四半期:70.29
22年3月期予想:370.31
1株年間配当(円 88.00 94.00
1株Q2配当 (円) 44.00 47.00
1株Q4配当 (円) 44.00 47.00
三井物産
三井物産:21年6月第1四半期連結(IFRS)
利益1912.64億円(205.7%増)、22年3月期予想6400億円(90.8%増)
東京 3日 ロイター] - 三井物産は3日、2022年3月期の連結純利益(国際会計基準)を4600億円から6400億円(前年比90.8%増)へと上方修正したと発表した。金属資源・エネルギーで、商品価格前提を中心に見直しを行った。
内田貴和副社長・CFO(財務最高責任者)は会見で「全般的に市況は堅調。鉄鉱石が高値で推移し、大きなインパクトがある」と述べ、通常、4―6月期決算時には行わない業績修正を行ったと説明した。ただ、現状の鉄鉱石の価格は続くものではなく、年末、年度末に向けてノーマライズしていくと予想しているという。
IBESのコンセンサス予想によると、アナリスト12人の今期純利益予想の平均値は5323億円で、会社予想はこの市場予想を上回った。
新型コロナウイルスの感染拡大については「注視しているが、業績に影響が出ていることはない」とした。
[東京 3日 ロイター]
2022年3月期第1四半期決算 (2021年4月1日-2021年6月30日)
営業収益(百万円)
22年3月期第1四半期: 2,658,034(+44.0 %)
21年3月期第1四半期:1,845,373(-12.1 %)
営業利益(百万円)
22年3月期第1四半期: 256,191 (+151.2 %)
21年3月期第1四半期:101,990 (-40.8 %)
当期利益(百万円)
22年3月期第1四半期: 191,264 (+205.7 %)
21年3月期第1四半期:62,557(-50.0 %)
22年3月期予想 :640,000 (+90.8 %)
基本的なEPS(円)
22年3月期第1四半期:115.74
21年3月期第1四半期:36.92
22年3月期予想:389.73
希薄後EPS(円)
22年3月期第1四半期:115.68
21年3月期第1四半期:36.90
1株年間配当(円) 85.00 90.00
1株Q2配当 (円) 40.00 45.00
1株Q4配当 (円) 45.00 45.00
三井物産、発行株式の1.8%・500億円上限の自社株買いを決議
[東京 3日 ロイター] - 三井物産<8031.T>は3日、発行済み株式総数の1.8%に当たる3000万株・500億円を上限とする自社株買いを決議した。
取得期間は8月4日から10月29日。
同時に発行済み株式総数の2.7%に当たる4500万株の自社株を消却すると発表した。消却予定日は8月16日。
住友商事
住友商:21年6月第1四半期連結(IFRS)
黒字転換1073.02億円(前年△41,091の赤字)、22年3月期予想2900億円の黒字
[東京 4日 ロイター]
2022年3月期第1四半期決算 (2021年4月1日-2021年6月30日)
営業収益(百万円
22年3月期第1四半期: 1,265,980(+22.2 %)
21年3月期第1四半期:1,035,728 (-21.1 %)
営業利益(百万円)
22年3月期第1四半期: 137,727
21年3月期第1四半期: △30,160
当期利益(百万円)
22年3月期第1四半期:107,302
21年3月期第1四半期:△41,091
22年3月期予想 :290,000
基本的なEPS(円)
22年3月期第1四半期:85.81
21年3月期第1四半期:△32.87
22年3月期予想:232.01
希薄後EPS(円)
22年3月期第1四半期:85.77
21年3月期第1四半期:△32.87
1株年間配当(円)70.00 70.00
1株Q2配当 (円) 35.00 35.00
1株Q4配当 (円) 35.00 35.00
丸紅
丸紅:21年6月第1四半期連結(IFRS)
利益1121.32億円(92.9%増)、22年3月期予想2300億円(2.1%増)
[東京 3日 ロイター]
2022年3月期第1四半期決算 (2021年4月1日-2021年6月30日)
営業収益(百万円)
22年3月期第1四半期:2,134,021 (+34.4 %)
21年3月期第1四半期:1,587,556(-16.8 %)
営業利益(百万円)
22年3月期第1四半期:69,187 (+33.2 %)
21年3月期第1四半期:51,946(-6.2 %)
当期利益(百万円)
22年3月期第1四半期:112,132(+92.9 %)
21年3月期第1四半期: 58,132 (-10.8 %)
22年3月期予想:230,000 (+2.1 %)
基本的なEPS(円)
22年3月期第1四半期:64.02
21年3月期第1四半期:32.92
22年3月期予想 :130.72
希薄後EPS(円)
22年3月期第1四半期:63.92
21年3月期第1四半期:32.89
1株年間配当(円) 33.00 34.00
1株Q2配当 (円) 11.00 17.00
1株Q4配当 (円) 22.00 17.00
<最後までお読みいただき、ありがとうございました。>
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