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朗報⁈ JT好決算



JTが7/30に発表した21年6月中間期連結決算は久しぶりに好調な決算でした!


2/9に初の減配を発表しておりますが、構造改革に取り組み収益体質も改善しておりますので、配当金の維持も期待される決算でした。


7/30にJTが発表したところによると、第2四半期(半年間)の売上収益は1兆1445億円で、前年同期比11%増でした。医薬事業と加工食品事業の減収を海外たばこ・国内たばこ両事業の増収が上回わったことが増収に寄与しました。


決算短信や決算レポートでは、国内たばこ事業は2791億円の売上収益(前年同期比2.8%増)とあります。


海外たばこ事業の売上高は7771億円で、同16.1%増でした。第2四半期としての2桁の増加率は2013年以来のことです。販売数量が8%増えたことに加えて、為替の円安影響がプラスに作用したようです。


JTは完全に海外たばこ事業が主力になっています。この半年間の売上収益の構成を見ると、国内たばこ事業は24%に対して、海外たばこ事業は67%にとなっています。売上の2/3は海外事業となります


営業利益は3220億円で、前年同期比27.8%増でした。為替一定ベースの営業利益は3651億円で同18%増加しました。円安効果で報告ベースの営業利益が増加しただけでなく、為替一定ベースでも2桁増加したことは、JTのたばこ製品が買われたことを示しています。


4-6月期だけで見れば、営業利益は1620億円で、同31.6%も増加しています。


純利益は2251億円で同30.5%増加し、希薄化後一株利益は126.92円となりました。減配後の年間配当が130円でしたから、あと少しで賄えるところでしたね。


営業キャッシュフローは1748億円で前年同期比38%増加したのは良かったのですが、投資キャッシュフローは66%増の464億円の支出でした。差引フリーキャッシュフローは1284億円で、同30%増加しました。



株価

2/9の減配発表後、一時的に株価が下落するも懸念されるほどの大幅な株価の下落は見られず、すぐに発表前の株価に回復し、最近も安定して2200円を維持していましたが、直近ではやや軟調になっております。


減配後の配当金130円、配当性向75%の方向性を発表しておりますので配当金100円も予想されていますが、130円を維持できれば株価上昇も期待されます。


101/には恒例の値上げも予定されておりますので、喫煙家の皆さんのおかげで純利益が予想を超えることの淡い期待を持っております。



株価:8/6
2,137.0  +0.5  (+0.02 %)




JT:21年6月中間期連結(IFRS) 

利益2251.9億円(30.5%増)、21年12月期予想2720億円(12.3%減)


[東京 30日 ロイター]
2021年12月期中間決算 (2021年1月1日-2021年6月30日) 注) カッコ内は前年比、△は赤字


売上高 (百万円)
21年12月期中間 :1,144,539 (+11.1 %)
20年12月期中間:1,030,218  (-2.7 %)
21年12月期予想:2,200,000 (+5.1 %)


営業利益(百万円)
21年12月期中間 :322,084 (+27.8 %)
20年12月期中間:251,989  (-19.1 %)
21年12月期予想:402,000 (-14.3 %)


税引き前利益(百万円)
 21年12月期中間 :314,095 (+39.0 %)
20年12月期中間:225,961(-22.2 %)


当期利益(百万円)
21年12月期中間 : 225,190 (+30.5 %)
20年12月期中間:172,495 (-23.8 %)
21年12月期予想:272,000 (-12.3 %)


基本的なEPS(円)
21年12月期中間 :126.92 
20年12月期中間 :97.23 
21年12月期予想:153.29


希薄後EPS(円)
21年12月期中間 :126.86
20年12月期中間: 97.19


1株年間配当(円) 154.00 130.00
1株Q2配当  (円)   65.00   77.00
1株Q4配当  (円)  77.00    65.00



2021年12月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)


https://rakuten-sec.ifis.co.jp/index.php?action=tp3&sa=discloseDetail&rid=20210729473768&pid=140120210729473768&BV_SessionID=3FA7C2226FDB21C3C0519755B67AA3CF.99fa066c&inum=29640



21年12月期の業績予想を増額。為替一定ベースの調整後営業利益は5220億円(前期比5%増、従来5120億円)に。紙巻たばこ127銘柄などの値上げも


たばこ税増税等に伴うたばこの小売定価改定の認可申請について


当社は、2021 年 10 月 1 日からのたばこ税増税等に伴い、本日、たばこの小売定価改定の認可申請を財務大臣に対し行いました。今回、小売定価改定の申請を行ったのは、紙巻たばこ 127 銘柄、葉巻たばこ 18 銘柄、パイプたばこ 3 銘柄、刻みたばこ 3 銘柄に加え、かぎたばこ 22 銘柄の計 173 銘柄です。


国内たばこ市場は、成年人口の減少や高齢化等の構造的要因、喫煙規制の強化等の影響により、販売数量の減少が継続しており、品質・ブランド価値の維持に要するコストは上昇しております。その中で、当社はこれまでコスト削減に努めてまいりましたが、今後も販売数量の更なる減少が予想され、お客様にご満足いただける品質・ブランド価値を維持することは極めて困難な状況にあります。


こうした中、今回のたばこ税増税(1.0 円/本)及び軽量な葉巻たばこの課税方式の見直しに際し、今後のコスト上昇等を踏まえ検討を重ねた結果、各銘柄の品質・ブランド価値を維持し、お客様のご支持・ご期待にお応えするために、銘柄によっては増税分以上の小売定価改定を行うことといたしました。なお、加熱式たばこを含む一部銘柄の小売定価改定については、今後改めて申請を予定しております。


小売定価改定は、財務大臣の認可を受けた後、本年 10 月 1 日より行う予定です。


お客様には、大変なご負担をお掛けすることになりますが、今まで以上にご満足いただける品質とサービスの向上に努めてまいります。


https://rakuten-sec.ifis.co.jp/index.php?action=tp3&sa=discloseDetail&rid=20210729473888&pid=140120210729473888&BV_SessionID=3FA7C2226FDB21C3C0519755B67AA3CF.99fa066c&inum=29640


<最後までお読みいただき、ありがとうございました。>