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三菱商事決算&サハリン2



大手総合商社の三菱商事が4-6月の決算を発表しました。


当期利益は、前年比2.85倍、通期は据え置きで-9.3%、サハリン2の投資資産価値を811億円減額等の業績は悪くないと思います。


また、サハリン2の投資額は残り1/3ぐらいですので、財務インパクトは少ない見込みです。


急激な円高やコスト高等の地合いで株価が軟調でしたが、8月3日はどうでしょうか?



三菱商の4─6月期当期利益
23年3月期第1四半期:533,951 (+284.7 %) 
23年3月期予想    :850,000 (-9.3 %)


サハリン2資産価値を追加減額
極東ロシアの石油・天然開発事業「サハリン2」の資産価値を811億円減額したと発表
累計:1311億円(5月:500億円減額) 投資残:622億円




株価:8/2
3,995  -66 (-1.63 %)



三菱商の4─6月期、純利益2.8倍も通期据え置き 景気に不透明感
[東京 2日 ロイター] 
- 三菱商事が2日に発表した2022年4-6月期の連結純利益は、前年同期比2.8倍5339億円だった。J-REIT運用会社の売却益841億円を計上したのに加え、資源価格が高値圏で推移、自動車関連、欧州のエネルギー事業なども好調だった。


23年3月通期の業績見通しは据え置いた。会見した野内雄三・最高財務責任者(CFO)は、「上方修正していく可能性が高い」とし、配当も見直す考えを示しながらも、景気の先行き不透明感に言及。世界的な金融引き締めで鉄鋼需要が減退しているほか、「銅の価格も高値からずいぶん下がってきている」などと語った。


連結純利益の通期見通しは前年比9.3%減の8500億円
IBESがまとめたアナリスト11人の予想平均値1兆0400億円を下回った。


三菱商事はこの日、10%を出資する極東ロシアの石油・天然開発事業「サハリン2」の資産価値を811億円減額したと発表した。5月に引き下げたばかりだが、プーチン大統領が6月末に事業主体をロシア企業に変更する大統領令に署名したことで、事業の先行きに不透明感が増した。




サハリン2資産価値を追加減額、三井物と三菱商合わせて約2200億円
東京 2日 ロイター]


 - 三井物産と三菱商事は2日、極東ロシアの石油・天然開発事業「サハリン2」の資産価値をそれぞれ 三井物産:1366億円と三菱商事:811億円減額したと発表した。5月に引き下げたばかりだが、プーチン大統領が6月末に事業主体をロシア企業に変更する大統領令に署名したことで、事業の先行きに不透明感が増した。


三菱商事の野内雄三・最高財務責任者(CFO)はこの日の決算会見で、大統領令でサハリン2の投資に関わる「不確実性が高まった」と説明。
自己資本が7兆円を超えることから、「財務的なインパクトは限定的」とした。


同日に決算を発表した三井物産の重田哲也CFOも、「大統領令が明らかになっておらず、保守的に見積もった。損益やキャッシュフローには影響しない」と述べた。


サハリン2には三井物産が12.5%、三菱商事が10%出資する。プーチン大統領は6月30日、権益などを引き継ぐ新たな事業体を設立する大統領令に署名。国営ガス大手のガスプロム以外の出資者は、新会社の設立後1カ月以内にロシア政府に対し改めて権益の承認を申請する必要がある。詳しい条件は明らかになっていない。


両社は5月にも、ロシア国債の格付け引き下げを受けて割引率を見直し、サハリン2の資産価値を三井物産が806億円、三菱商事が500億円減額した。


今回の追加措置で投資残高はそれぞれ三井物産:902億円、三菱商事:622億円なった。三菱商事の野内CFOは「今後も状況に応じて価値を変動する可能性がある」と述べた。


日本は液化天然ガス(LNG)の約9%をサハリン2から輸入している。政府は権益維持を目指す方針で、7月下旬に訪米した萩生田光一経産相は米側に改めて伝えた。


三井物産の重田CFOは「大統領令の中身が明らかになり次第対応する。何らかの影響を受ける可能性がある。詳細を待っている状況」と述べた。そのうえで、北極圏のガス開発事業「アークティック2」を含め、「日本政府や事業パートナーを含むステークホルダーとも協議のうえ、適切に対応する」と語った。



22年6月第1四半期連結利益:5339.51億円(184.7%増)、
23年3月期予想       :8500億円(9.3%減)


[東京 2日 ロイター]
2023年3月期第1四半期決算 (2022年4月1日-2022年6月30日) 


営業収益(百万円)
23年3月期第1四半期:5,443,439 (+43.5 %)
22年3月期第1四半期:3,793,730(+42.2 %)


税引き前利益(百万円)
23年3月期第1四半期:739,293 (+198.4 %)
22年3月期第1四半期:247,775 (+342.7 %)


当期利益(百万円)
23年3月期第1四半期:533,951 (+284.7 %)
22年3月期第1四半期:187,572 (+411.6 %)
23年3月期予想         :850,000 (-9.3 %)


基本的なEPS(円)
23年3月期第1四半期:362.21
22年3月期第1四半期:127.07 
23年3月期予想         :583.58


希薄後EPS(円) 
23年3月期第1四半期:360.72
22年3月期第1四半期:126.71


1株年間配当(円) 150.00 150.00
1株Q2配当 (円)     71.00 75.00
1株Q4配当 (円)     79.00 75.00



<最後までお読みいただき、ありがとうございました>