管理人が保有するたばこ銘柄の「アルトリア（MO)：」が現地時間の10月28日に第3四半期決算を発表しました。

決算の内容は以下の通りで、残念な状況のために株価は約6％もの大幅下落しました。

今回は特殊要因（減損処理）が一過性のことなのか、まだまだ潜在的なリスクが残っているのかは今後、見極めたいと思います。

配当金は52年連続の増配を継続中であり、通期の予想は2020年実績に対しては＋5％から＋6％の増益を見込んでいるようですので、保有継続したいと考えております。

第3四半期決算状況概要

売上高　6789百万ﾄﾞﾙ　7123百万ﾄﾞﾙ　-4.7％

1株利益（潜在株式調整後）　-1.48ﾄﾞﾙ　-0.51ﾄﾞﾙ

1株利益　1.22ﾄﾞﾙ　1.19ﾄﾞﾙ　+2.5％

また1株利益はマイナス1.48ドル、金額にして27億ドルの大幅な赤字となりましたが、これは投資先のビール大手アンハイザー・ブッシュ・インベブの業績が悪化していることから60億ドルもの減損処理を行ったためのようです。

但し、減損等の特殊要因を除いた調整後1株利益では1.22ドルと前年同期比で2.5％増となっています。

アナリスト予想との比較
売上は大幅に上回ったものの、調整後1株利益は予想を下回る結果となりました。
売上高：6789　予想：5730　18.5％
1株利益：1.22ﾄﾞﾙ　予想：1.26ﾄﾞﾙ　-3.2％

最後に通期予想ですが、調整後1株利益で4.58ドルから4.62ドルと第2四半期に引き続き前回予想から下限値を引き上げ、2020年実績に対しては＋5％から＋6％の増益を見込んでいます。

自社株買戻しプログラム
自社株買い戻しプログラムを既存の20億ドルから35億ドルに拡大することを取締役会が承認し、2022年12月31日までに完了する予定。
第3四半期にアルトリアは670万株を3億2200万ドルで買い戻している。2021年の9ヶ月では2020万株を9億7200万ドルで買い戻している。現在は約25億ドル相当の自社株買い戻しプログラムが残っている。

残念な結果に終わった今回の決算に市場は失望し、10/28の株価は約6％の大暴落となっております。
10/28株価終値：44.58ﾄﾞﾙ　-2.92ﾄﾞﾙ　-6.15％

株価：10/29
44.1100 （16:03） -0.4700　（-1.05 %)

管理人保有

評価損益：16.9％
配当含む：26.8％

＜最後までお読みいただき、ありがとうございました。＞