朗報!アルトリア増配発表
8月26日、高配当のたばこ銘柄:アルトリア(MO)が配当のお知らせをリリースしました。
四半期配当を1株当たり4.7%増の0.90ドルと増配を発表し、年間では1株3.6ドル予定となり
投資家は安心するとともに株価が前日比+1.6%の49.53ドルまで上昇しました。
業績の方は直近第2四半期決算(下記参考)では売上、調整後1株利益ともにアナリスト予想を上回ったばかりか、通期予想も上方修正しています。
管理人の保有も継続的な配当金再投資等による買い増しで平均単価が低めに抑えられていることから、投資額に対する評価損益が25.3%と順調。直近の配当金に対する投資額の年間配当利回りは6.5%を確保しております。
たばこ銘柄はSDGsの観点でも不人気ですが、アルトリアは好決算と増配発表で株価の上昇も期待されますので長期保有継続方針です。
他のたばこ銘柄ではフィリップ・モリス(非保有)も好調、BTI(保有)は株価が軟調気味ですが高配当(ADR)で税率も有利、財務は健全ですので長期では保有対象と考えております。
アルトリア、四半期配当を1株当たり4.7%増の0.90ドル
アルトリア・グループは本日(8/26)、取締役会がアルトリアの通常の四半期配当を1株当たり0.86ドルから4.7%増配の0.90ドルに引き上げることを決議したと発表しました。
四半期配当金は、2021年9月15日現在の株主に対して2021年10月12日に支払われる。配当落ち日は2021年9月14日です。
新しい年率換算配当率は1株当たり3.60ドルで、2021年8月25日のアルトリアの終値株価48.65ドルに基づく利回り7.4%を表しています。
本日の配当増加は、配当金の形で株主に多額の現金を還元するというアルトリアの意向を反映しており、調整後の希薄化利益の約80%を目標とする配当金比率目標(配当性向)の長期的な目標と一致しています。過去52年間で増配。(56回目の増配)
配当履歴
暦年 1Q 2Q 3Q 4Q 年間配当 増配率
2021年 $0.86 $0.86 $0.90 $3.60 5.9%?
2020年 $0.84 $0.84 $0.86 $0.86 $3.40 4.9%
2019年 $0.80 $0.80 $0.80 $0.84 $3.24 13.3%
2018年 $0.66 $0.70 $0.70 $0.80 $2.86 14.9%
2017年 $0.61 $0.61 $0.61 $0.66 $2.49 8.0%
2016年 $0.57 $0.57 $0.57 $0.6 $2.31 8.5%
2015年 $0.52 $0.52 $0.52 $0.57 $2.13 8.4%
2014年 $0.48 $0.48 $0.48 $0.52 $1.96 8.9%
2013年 $0.44 $0.44 $0.44 $0.48 $1.80 7.8%
2012年 $0.41 $0.41 $0.41 $0.44 $1.67 7.7%
2011年 $0.38 $0.38 $0.38 $0.41 $1.55 9.2%
株価:8/27
49.5300 +0.7800 (+1.60 %)
8/31 50.53
1年チャート
配当[USドル] 3.60
配当利回り 7.38 %
管理人保有
評価損益:25.3%
累計受取配当:8.3%
参考)第2四半期好決算
たばこ銘柄のアルトリア(MO)が現地時間の7月29日に第2四半期決算を発表しました。
アルトリアと言えば先日ワイン事業売却を発表し、本業(たばこ事業)への集中が明確になりましたが、直近の決算では以下の通り、順調な好決算となりました。
売上:百万ドル
6,936 前年同期比で8.9%の増収。アナリスト予想:6,650
製品別
主力の紙巻きたばこ:数量ベース:1.5%の増加。金額ベース:8.0%の増収
無煙(Oral)たばこ:1.9%の増加。
希薄化EPS:
会計基準ベース1.16ドル(前年同期比11.5%増)
調整後1株利益:
1.23ドルと前年同期比で12.8増 アナリスト予想1.18
通期予想
調整後1株利益で4.56ドルから4.62ドルと前回予想から下限値を引き上げ、2020年実績に対しては+4.5%から+6%の増益を見込んでいます。
配当性向
これまでと変わらず、配当政策である調整後1株利益の80%の配当性向を今回もしっかりと明示しています。
自社株取得
前回発表した2022年6月までの予定で20億ドルの自社株買い戻しプログラムを愚直に実施しておりますが、ワイン事業売却による資金も追加の自己株取得に充てることを明言しています。
アルトリアHPより
<最後までお読みいただき、ありがとうございました>
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