P&G決算好調 増配発表
久しぶりに米国個別株の記事を掲載します。
日用必需品大手のP&Gが2022-23会計年度の第3・四半期決算(23年1-3月期)を発表いたしました。
業績は以下の通り、売上、純利益、1株利益も前年比伸展で、アナリスト予想を上回る好業績でしたので、4/21の株価は一時、158.11ドル、前日比+7.26ドル(+4.81%)まで急伸しました。
また、68年連続増配となる増配が発表されました。
最強のディフェンシブ銘柄ですので、安心して長期保有方針ですが、130ドル台で押し目買いすべきだったと少し反省しています。
P&G、3Q決算は3.5%増収1.3%増益
4月21日(現地時間)、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>は3Qの決算を発表した。
主な業績は以下の通り。
四半期業績 (3Q):3Qの業績は増収増益。
売上高: 対前年同期3.5%増の201億ドル。 アナリスト予想の193億ドルを4.1%上回った。
純利益: 対前年同期1.3%増の34億ドル。 アナリスト予想の32.7億ドルを3.8%上回った。
1株当利益: 1.37ドル。前年同期比0.04ドル増加。 アナリスト予想を0.04ドル上回った。
配当金 ※配当王(50年以上連続増配)
1株当たり0.9407ドルの四半期配当を発表し、68年連続増配となった。
年間:3.7628ドル
株価:4/21
156.07 +5.22 (+3.46 %)
米P&G、第3四半期決算は予想上回る 中国経済再開が寄与
[21日 ロイター]
- 米日用品大手、P&Gが21日発表した2022-23会計年度の第3・四半期決算(23年1-3月期)の業績は市場予想を上回った。全ての分野の商品を平均10%値上げしたが、全体の販売数量は3%減に抑えられたのが要因。
幹部は電話会見で、同社にとって米国に次いで大きな市場となっている中国の経済活動再開が販売量減少を和らげるのに役立ったと指摘。ただ、中国での活動が再開する過程で「多くの紆余曲折がある」と予想した。
また、ボディケア商品「ネイティブ」や角質除去可能なカミソリ「ジレットラボ」といった新製品導入や、包装の刷新が業績の押し上げ要因になったと説明した。
併せて、22-23会計年度の自社株買い目標上限を74-80億ドルへ引き上げた。P&G株は21日午前の取引時間中に156.73ドルを付け、前日終値から3.9%上昇した。
売上高総利益率は前年同期より150ベーシスポイント(bp)上昇し、値上げも470bp押し上げた。
アンドレ・シュルテン最高財務責任者(CFO)は電話会見で、特に欧州では高インフレを背景に消費者の財布のひもが締まっているとし、割安なプライベートブランド(PB)商品と競合している中で「プレッシャーが強い状況だ」と言及した。P&Gの販売数量が減ったのは「明らかに価格によるものだ」と説明した。
P&Gは22-23会計年度の年間の既存事業売上高が前年度より約6%伸びると予想し、増加率を従来見通しの4-5%から引き上げた。年間利益は、横ばいから4%増を見込んだ従来予想を据え置いた。
P&G、増配を発表
* 増配を発表
* 普通株式およびESOP転換型クラスA優先株のシリーズA・シリーズBに対して、1株当たり0.9407ドルの四半期配当を宣言
配当金推移
年 1Q(1-3)2Q(4-6)3Q(7-9)4Q(10-12)年間 増配率
2023年:0.9133 0.9407 0.9407 0.9407 3.7628 4.2%
2022年:0.8698 0.9133 0.9133 0.9133 3.6097 6.2%
2021年:0.7907 0.8698 0.8698 0.8698 3.4001 9.0%
2020年:0.7459 0.7907 0.7907 0.7907 3.118 5.5%
2019年:0.7172 0.7459 0.7459 0.7459 2.9549 4.0%
2018年:0.6896 0.7172 0.7172 0.7172 2.8412 3.8%
2017年:0.6695 0.6896 0.6896 0.6896 2.7383 2.5%
2016年:0.6629 0.6695 0.6695 0.6695 2.6714 1.2%
2015年:0.6436 0.6629 0.6629 0.6629 2.6323 3.9%
2014年:0.6015 0.6436 0.6436 0.6436 2.5458 7.0%
2013年:0.5620 0.6015 0.6015 0.6015 2.407 7.1%
<最後までお読みいただきありがとうございました>
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