53年連続増配中の「タバコ株」のアルトリアが、米国市場が軟調の中、逆行高でチャートも上昇基調となっております。

市場からタバコ銘柄として嫌われているアルトリアですが、下記のニュースの通り、買収したお荷物の「ジュール」への投資を減らし、関与比率を減らす方針であることを好感されているのかもしれません。

今までも、何度か規制等で株価が大きく下落したり、配当落ちで大きく下落するも、いつの間にか戻ってくる銘柄でした。

キャシュフローが潤沢で、53年連続増配中であることから、高配当投資家は減配しない累進配当銘柄として信頼しているのかと考えております。

今回も順調に配当金を101.13ﾄﾞﾙいただきました。32年振りの円安の恩恵により、円換算では約15,000円の不労所得を得たことになりますので、年間では約60,000円となり大変助かります。（円換算値は直近の為替レートの場合）

管理人は保有資産内の米国株の比率が上がり過ぎていると感じましたので、各銘柄を利確し保有を70％程度に減らし現金比率を上げております。

ニュース

10月６日 ロイター 
- 米たばこ大手アルトリア・グループ傘下で米電子たばこ大手のジュール・ラブズ：

* ジュール、海外進出を中止し、雇用を削減へ＝米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）

9月３０日 ロイター
 - 米たばこ大手アルトリア･グループ 

* アルトリアによると、６月３０日時点の米電子たばこ大手のジュール・ラブズへの投資の帳簿価額は４億５０００万ドル

* アルトリアは９月２９日、ジュールの非競争義務から解放されるためのオプションを行使

* アルトリア、ジュールの非競争義務から解放されるためのオプションを行使し、ジュールに対する非競争義務を永続的に終了

* オプション行使により、ジュール株式は単一議決権普通株式へ転換され、アルトリアの議決権数は大幅に減少

* アルトリア、ジュールの非競争義務から解放されるオプションの行使により、ジュールの取締役の指名権および先買権を喪失

株価：10/14
45.26　-0.63 （-1.37 %）

配当金
年間：3.76ﾄﾞﾙ　　
利回り：8.19％
今回受領配当金：101.13ﾄﾞﾙ

管理人保有

評価損益：59.2％

事業概要

アルトリア・グループは、喫煙可能な製品、噛みタバコ製品を提供する持ち株会社である。

事業内容
子会社には、米国でたばこの製造・販売を行うPhilip Morris USA Inc.、及び機械製葉巻とパイプタバコの製造・販売を行うJohn Middleton Co.（Middleton）が含まれる。

子会社であるPhilip Morris Capital Corporationは金融資産のポートフォリオを維持する。

また、経口ニコチンポーチの製造と販売を行うHelix Innovations LLCにも持分を持つ。

特定の事業子会社に、販売・流通サービスを提供するAltria Group Distribution Company、及び法務、規制、消費者エンゲージメント、財務、人材、外交などの分野で様々なサポートサービスを提供するAltria Client Services LLCが含まれる。

配当金推移

暦年 　1Q　 2Q 3Q 4Q 年間 増配率

2022年 $0.90 $0.90 $0.94 $0.94 $3.68 4.53%

2021年 $0.86 $0.86 $0.90 $0.90 $3.52 3.5%

2020年 $0.84 $0.84 $0.86 $0.86 $3.40 4.9%

2019年 $0.80 $0.80 $0.80 $0.84 $3.24 13.3%

2018年 $0.66 $0.70 $0.70 $0.80 $2.86 14.9%

2017年 $0.61 $0.61 $0.61 $0.66 $2.49 8.0%

2016年 $0.57 $0.57 $0.57 $0.61 $2.31 8.5%

2015年 $0.52 $0.52 $0.52 $0.57 $2.13 8.4%

2014年 $0.48 $0.48 $0.48 $0.52 $1.96 8.9%

2013年 $0.44 $0.44 $0.44 $0.48 $1.80 7.8%

2012年 $0.41 $0.41 $0.41 $0.44 $1.67 7.7%

2011年 $0.38 $0.38 $0.38 $0.41 $1.55 9.2%

2010年 $0.34 $0.35 $0.35 $0.38 $1.42 9.2%

2009年 $0.32 $0.32 $0.32 $0.34 $1.30 －

＜最後までお読みいただき、ありがとうございました。＞