24年連続増配中のリース大手「三菱HCキャピタル」が1/19の引け後に、デンマークの再生可能・次世代エネルギー事業会社Ｅｕｒｏｐｅａｎ　Ｅｎｅｒｇｙ（ヨーロピアンエナジー）への出資参画を発表しました。

中期経営計画に基づき、「脱炭素社会の実現にむけて、グローバルにおける環境エネルギー事業を強化、拡大」を図る目的とのことです。

株価は積極的出資姿勢を評価し、1/22は1028円(＋28円：+2.8％）を上昇しました。

連続増配記録更新中で、新NISAでも優良高配当銘柄として有望ですので増配率の増加に貢献してくれると嬉しいと思います。

三菱ＨＣキャピタル、デンマークの再生エネ会社に出資　約1100億円

［東京　19日　ロイター］

- 三菱ＨＣキャピタルは19日、デンマークの再生可能エネルギー会社：ヨーロピアン・エナジーの株式20％を取得する出資契約を締結したと発表した。取得価格は約７億ユーロ（約1100億円）。
今回の出資により、再エネの需要拡大が見込まれる欧州での環境エネルギー事業をさらに拡大する。

出資は2024年３月期第４・四半期（1-3月）中の予定。ヨーロピアン・エナジーは三菱ＨＣキャピタルの持ち分法適用会社となり、連結業績に反映されることになる。

三菱ＨＣキャピタルが続伸、再生可能・次世代エネルギー会社に出資
リース大手の三菱ＨＣキャピタルが続伸。一時、前日比24円高となる1024円を付けた。
19日引け後、デンマークの再生可能・次世代エネルギー事業会社Ｅｕｒｏｐｅａｎ　Ｅｎｅｒｇｙ（ヨーロピアンエナジー）への出資参画を発表している。

出資額は約７億ユーロで、ヨーロピアンエナジーの全株式のうち20％を取得する。
ヨーロピアンエナジーは三菱ＨＣキャの持ち分法適用会社となり、連結業績に反映されることになる。今後は、再エネルギーの需要拡大が見込まれる欧州での環境エネルギー事業のさらなる強化・拡大を図る。

株価：1/22
1,028.0 +28.0 （+2.80 %）

企業情報

業種名： その他金融業
特色 ：三菱ＵＦＪグループ。日立キャピタルと統合。リース首位級。Ｍ＆Ａで海外展開加速
連結事業：カスタマー、海外地域、航空、ロジ、不動産、モビリティ、環境エネ【海外】
解説記事：【小幅増益】航空機リース伸長、海上コンテナも好調。下期に航空機の売却益。米不動産評価損と太陽光発電の減損計上だが、営業益小幅増。25年３月期は旅客需要拡大で航空機が伸長し連続最高純益。増配続く。
【譲　渡】：ポートフォリオ見直しの一環で、リース会社２社をりそなホールディングスに譲渡。リース業界のＤＸ化目指し、金融機関向けのＩＴ企業と資本業務提携。

配当金：37円　利回り：3.60％　　24年連続増配中

管理人取得利回り：5.1％

参考）

企業開示情報(抜粋）

再生可能・次世代エネルギー事業会社「European Energy A/S」への出資参画に関するお知らせ
―脱炭素社会の実現にむけて、グローバルにおける環境エネルギー事業を強化、拡大―

当社は、本日の取締役会において、欧州を中心に再生可能エネルギー(以下、再エネ)および次世代エネルギー事業を展開するデンマーク王国(以下、デンマーク)の European Energy A/S(以下、European Energy)に対する出資(約 7 億ユーロ)を決定し、European Energy の全株式の 20%を取得する出資契約(以下、本出資)を締結しましたので、お知らせいたします。
当社は、本出資を通じて、脱炭素社会の先進地域であり、今後も再エネの需要拡大が見込まれる欧州における環境エネルギー事業のさらなる強化、拡大を図ります。

1. 出資の目的
今回出資する European Energy は、欧州を中心に世界 28 カ国で事業を展開、累計 3GW 以上の再エネの開発実績、ならびに 60GW 以上の開発・建設パイプラインを保有しています。
また、さらなる需要拡大が見込まれる再エネ由来の電力を活用したグリーン水素分野および次世代エネルギーを製造・販売する Power to X*の分野においても、グリーン水素や e-メタノール製造事業に取り組むなど、グローバルにおける先駆的なプレーヤーとして、今後ともさらなる成長が見込まれます。

当社は、マテリアリティの一つに「脱炭素社会の推進」を掲げ、その実現にむけた、再エネ事業の強化、拡大および付加価値の向上に取り組んでいます。また、2023 年度には「2023～2025 年度中期経営計画(2025 中計)」を始動、事業ポートフォリオ変革の実現にむけた、「ビジネスモデルの進化・積層化」を推進しています。そのなかで、環境エネルギー事業においては、中長期的な成長戦略の一つに、欧州における再エネ事業の開発機能強化を掲げており、本出資を契機にその加速を図ります。

当社は、本出資に基づく、European Energy との戦略的パートナーシップにより、両社が有する技術力およびノウハウなどを活用し、グローバルにおける再エネ事業、次世代エネルギー事業開発のさらなる加速、展開を図ることで、環境エネルギー事業の強化、ならびに脱炭素社会の実現に貢献していきます。
*グリーン電力を用いて、環境負荷の小さいグリーン燃料を製造すること。

＜最後までお読みいただきありがとうございました＞