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メガバンク等銀行決算



メガバンクの中間決算が出揃いましたので、比較してみました。


記載した情報がかなり多いですが、下記の通りのサマリーとなりました。


大雑把な感想としては、決算発表後に株価が年高値を更新している三井住友FGの一人勝ちかなと思います。


なお、メガバンクではありませんが、りそなHDも決算発表後に株価が年高値を更新しておりますね。



サマリー

<三菱UFJ FG>
当期利益(百万円)
23年3月期中間:231,091 (-70.4 %
ユニオンバンク(MUB)の売却に伴う損失計上の影響
2023年3月期:1兆円(据え置き)
配当金:32円 増配なし
自社株購入:発行済み株式の2.4%・1500億円上限


<三井住友FG>
当期利益(百万円)
23年3月期中間:525,427 (+15.2 %)
23年3月期予想:770,000(+9.0 %)上方修正
配当金:230円 10円増配

自社株購入:発行済み株式の4.4%・2000億円上限


<みずほFG>
当期利益(百万円)
23年3月期中間:333,964 (-13.4 %)
23年3月期予想:540,000 (+1.7 %)

配当金:85円   5円増配
自社株購入:?




大手3行、円安や貸出伸長などで順調 外債評価損は拡大
[東京 14日 ロイター] 


大手銀行グループ3社が14日に発表した2022年4-9月期決算は、円安の影響で海外収益が膨らんだほか、新型コロナウイルスの規制緩和や原材料高に伴い貸し出しが伸び、いずれも順調な内容となった。


三菱UFJフィナンシャル・グループの4-9月期の業務純益は8952億円で上期として過去最高となった。通期見通しも2000億円引き上げ、1兆5000億円とした。
純利益は米地銀MUFGユニオンバンク(MUB)の売却に伴う損失計上が影響し、前年同期比70.4%減の2310億円だった。ただ、売却時に特別利益として戻し入れとなる4481億円を勘案すると、純利益は6792億円で進捗率は68%となる。亀澤宏規グループCEOは「今回の決算は手応えがある。施策がかみ合い始めている」と語った。


上期を踏まえて三井住友フィナンシャルグループ通期見通しを引き上げた
<相場操縦の影響は通期で400億円>
三井住友FGの4-9月期純利益は前年同期比15.2%増の5254億円だった。為替前提の見直しで海外ビジネスの収益が膨らんだほか、原材料価格の高騰やコロナ禍からの経済正常化で資金需要が生まれ、貸出金残高は96兆円と3月末から10%程度増加した。コスト増を勘案しても差し引き600億円のプラス効果となった。
上期を踏まえ、本業のもうけを示す業務純益の通期予想は300億円引き上げて1兆2650億円とし、純利益は7300億円の予想を7700億円に上方修正した。
同社は今年、子会社のSMBC日興証券による相場操縦に揺れ、収益にも影響が出ている。太田純社長は会見で、通期では400億円程度のマイナス要因になるとの見通しを示した。


みずほフィナンシャルグループ の4-9月期純利益は13.4%減の3339億円だった。リテール・事業法人部門の純損益が赤字となったが、木原正裕グループ最高経営責任者(CEO)は「マーケットが戻れば黒字に戻る。赤字は一過性だと思っている」と語った。年度計画1000億円に対し上期504億円となった与信関係費用は、「下期以降に大口のものが出てくることはない。1000億円で十分」との見通しを示した。
年間の配当予想は当初計画比5円積み増し、1株当たり年85円(前期は80円)とした。



<外債の評価損は3行計で約4兆円に拡大>
米利上げが想定を超えるピッチで続く中、外国債券の評価損は三菱UFJFGが1兆8409億円、みずほFGが1兆0817億円、三井住友FGが1兆0493億円の計3兆9719億円となり、6月末比1.5倍に膨らんだ。ただ、各行とも、ヘッジなどでリスクを軽減しており、収益に大きな影響を与えるものにはなっていない。


みずほFGは米金利が低下した6月中旬からポジションを積み増した。木原CEOは「判断は間違っていたとは思わない」としながらも、少しボリュームが大きかったと振り返る。その上で、米金利の変動が大きかったことを踏まえれば「全体としてオペレーションはうまくできている。それなりに評価できる」と述べた。


三菱UFJFGは上期に国債等債券関係損益として4971億円の損失を計上。亀澤CEOは「ヘッジでポジションを落としており、下期に損失を出さなければいけない状況だとは思っていない」と述べた。ただ、ポジションを落としていることで、下期の収益機会は小さくなってくるとした。


三井住友FGの太田社長は、外貨建て資産は適切に管理できているとし「収益に大きな影響を与えることは今後も想定していない」との見方を示した。




決算サマリー

<三菱UFJ FG:22年9月中間期連結>

三菱UFJFG、4―9月期純利益70%減 通期見通しは据え置き

[東京 14日 ロイター]
 - 三菱UFJフィナンシャルグループは14日、2023年3月期の連結純利益1兆円の見通しを据え置いた。IBESがまとめたアナリスト13人による通期連結純利益の予想平均値は1兆0370億円。
2022年4-9月期の連結純利益は、前年同期比70.4%減の2310億円だった。米地銀MUFGユニオンバンクの売却に伴う損失計上が影響している。ただ、売却時に特別利益として戻し入れとなる4481億円を勘案すると、純利益は6792億円で進捗率は68%となる。


三菱UFJ:22年9月中間期連結
[東京 14日 ロイター]
2023年3月期中間決算 (2022年4月1日-2022年9月30日)


経常収益(百万円)
23年3月期中間:4,314,217 (+45.8 %)
22年3月期中間:2,958,419 (-5.8 %)


営業利益(百万円)
23年3月期中間:591,094 (-40.1 %)
22年3月期中間:986,006(+67.0 %)


当期利益(百万円)
23年3月期中間:231,091 (-70.4 %)
22年3月期中間:781,433 (+95.0 %)


1株利益 (円)
23年3月期中間:18.50
22年3月期中間:60.87


希薄後EPS(円)
23年3月期中間:18.33
22年3月期中間:60.69


1株年間配当(円) 28.00 32.00
1株Q2配当 (円) 16.00 13.50
1株Q4配当 (円) 14.50 16.00



MUFG、発行済み株式の2.4%・1500億円上限に自社株買い
[東京 14日 ロイター]
三菱UFJフィナンシャルグループは14日、自己株式を除く発行済み株式の2.4%に当たる1500億円、3億株を上限に自社株買いすると発表した。取得期間は12月2日から2023年1月31日。取得した全株式は2月28日に消却予定。
自社株買いは資本効率の向上に資する株主還元策として、業績・資本の状況、成長投資の機会、株価を含む市場環境を考慮しながら機動的に実施すると説明している。





<三井住友FG:22年9月中間期連結>

三井住友FG、通期純利益予想を7700億円に上方修正 

[東京 14日 ロイター]
- 三井住友フィナンシャルグループは14日、2023年3月期の連結純利益予想を7700億円に上方修正した。従来は7300億円を見込んでいた。貸出金が増加しているほか、株式売却益の上振れも織り込んだ。
IBESがまとめたアナリスト13人による通期連結純利益の予想平均値は7530億円で、会社予想はこれを上回った。
連結業務純益は1兆2650億円とし、計画から300億円引き上げた。為替前提の見直しで海外ビジネスの収益の膨らみで1200億円振れた一方で、コストも600億円膨らみ、差し引き600億円のプラス効果となった。また、原材料価格高騰で追加の運転資金やポストコロナでの資金需要などもあり、貸出金残高は96兆円と3月末から10%程度増加した。
純利益は、業務純益の上振れに加え、株式売却益の上振れ300億円も加わった。
与信関係費用は2100億円で計画通りとなっている。


<三井住友:22年9月中間期連結>
[東京 14日 ロイター]


2023年3月期中間決算 (2022年4月1日-2022年9月30日)


経常収益(百万円)
23年3月期中間:2,916,911 (+48.4 %)
22年3月期中間:1,965,482(+0.8 %)


営業利益(百万円)
23年3月期中間:726,071 (+15.2 %)
22年3月期中間:630,028(+81.9 %)


当期利益(百万円)
23年3月期中間:525,427 (+15.2 %)
22年3月期中間:456,068 (+68.8 %)
23年3月期予想:770,000(+9.0 %)


1株利益 (円)
23年3月期中間:383.23
22年3月期中間:332.74
23年3月期予想:580.35


希薄後EPS(円)
23年3月期中間:383.10
22年3月期中間:332.59


1株年間配当(円) 210.00 230.00
1株Q2配当 (円) 115.00 105.00
1株Q4配当 (円) 105.00 115.00



三井住友FG、通期純利益予想を7700億円に上方修正 
[東京 14日 ロイター]
三井住友フィナンシャルグループは14日、2023年3月期の連結純利益予想を7700億円に上方修正した。従来は7300億円を見込んでいた。
IBESがまとめたアナリスト13人による通期連結純利益の予想平均値は7530億円で、会社予想はこれを上回った。
22年4-9月期の連結純利益は、前年同期比15.2%増の5254億円だった。



三井住友FG、発行済み株式の4.4%・2000億円上限に自社株買い
[東京 14日 ロイター]
三井住友フィナンシャルグループは14日、自己株式を除く発行済株式の4.4%に当たる2000億円、6100万株を上限に自社株買いすると発表した。取得期間は15日から2023年5月31日。株主への利益還元と資本効率の向上のため機動的な自己株取得を行うとしている。




<みずほFG:22年9月中間期連結>


みずほFG、4―9月期純利益は13%減 通期見通しは据え置き
[東京 14日 ロイター]
 みずほフィナンシャルグループは14日、2023年3月期の連結純利益予想を5400億円で据え置いた
併せて発表した22年4-9月期の連結純利益は、前年同期比13.4%減の3339億円だった。
IBESがまとめたアナリスト13人による通期連結純利益の予想平均値は5613億円。



<みずほ:22年9月中間期連結>
[東京 14日 ロイター]
2023年3月期中間決算 (2022年4月1日-2022年9月30日) 


23年3月期中間 22年3月期中間 23年3月期予想


経常収益(百万円)
23年3月期中間:2,944,948 (+86.4 %)
22年3月期中間:1,579,249(+0.1 %)


営業利益(百万円) 
23年3月期中間:439,282 (+10.0 %)
22年3月期中間:399,340(+49.2 %)


当期利益(百万円)
23年3月期中間:333,964 (-13.4 %)
22年3月期中間:385,657(+78.9 %)
23年3月期予想: 540,000 (+1.7 %)


1株利益 (円)
23年3月期中間:131.77 
22年3月期中間:152.12
23年3月期予想:213.05


希薄後EPS(円)
23年3月期中間:131.77 
22年3月期中間:152.12


1株年間配当(円) 80.00 85.00
1株Q2配当 (円)  40.00 42.50
1株Q4配当 (円)  40.00 42.50



参考)
<りそなHD:22年9月中間期連結>


[東京 11日 ロイター]
2023年3月期中間決算 (2022年4月1日-2022年9月30日)


23年3月期中間 22年3月期中間 23年3月期予想


経常収益(百万円)
23年3月期中間:435,587 (+5.4 %)
22年3月期中間:413,193(+8.2 %


経常利益(百万円)
23年3月期中間:115,801 (-1.5 %)
22年3月期中間:117,598 (+39.2 %)


当期利益(百万円)
23年3月期中間:82,677(+2.3 %)
22年3月期中間:80,837  (+43.3 %)
23年3月期予想:150,000(+36.4 %)


1株利益 (円)
23年3月期中間:34.69 
22年3月期中間:33.10 
23年3月期予想:62.93


希薄後EPS(円)
23年3月期中間:34.68 
22年3月期中間:33.09


1株年間配当(円) 21.00 21.00
1株Q2配当 (円)   10.50 10.50
1株Q4配当 (円)   10.50 10.50



自己株式取得および自己株式消却に係る事項の決定に関するお知らせ
1. 自己株式の取得を行う理由
株主還元の充実、資本効率の向上および機動的な資本政策の遂行を可能とするために自己株式の取得を行うものです。


2. 取得に係る事項の内容
(1)取得する株式の種類 当社普通株式
(2)取得する株式の総数 40,000,000 株(上限)
(発行済普通株式総数(自己株式を除く)に対する割合 1.68%)
(3)取得価額の総額 150 億円(上限)
(4)取得期間 2022 年 11 月 14 日から 2022 年 12 月 30 日
(5)取得方法 取引一任契約に基づく東京証券取引所における市場買付け


3. 消却に係る事項の内容
(1)消却する株式の種類 当社普通株式
(2)消却する株式の数 上記 2 により取得した自己株式の全株式数
(3)消却予定日 2023 年 1 月 20 日
※消却する株式の数は、上記 2 による自己株式の取得の完了後、改めてお知らせいたします。



<最後までお読みいただき、ありがとうございました。>