三菱商事:最高益決算&増配でも株価が3%下落⁉
管理人保有の大手商社三菱商事が2021年9月中間決算を発表しました。
2022年3月期の純利益予想が7400億円に上方修正され、さらに142円(+8円:106%) への増配となりましたが、株価は3%も下落しました。
恐らく、純利益、EPSから期待される配当金が配当性向30%と想定すると150円となり、市場の期待に届かなかったのかと予想しております。
先に決算発表した三井物産、伊藤忠も同様に配当金が期待に沿わなかったことから大幅に株価が下落したのかと思われます。
株価は期待値との比較で判断され、好業績や増配を超えるものと再認識しました。
三菱商事は業績面から第3Q、第4Qの決算でも更なる増配を期待できるかと考えておりますし、キャピタルもインカムも期待できる優良銘柄ですので長期保有継続します。
三菱商事の通期純利益、計画比倍の7400億円へ 資源高で過去最高
三菱商事は5日、2022年3月期の連結純利益見通し(国際会計基準)を7400億円へ上方修正した。資源価格の上昇が追い風となり、従来予想3800億円から倍近い伸びで、過去最高益を更新する見通し。
上期は鉄鋼が好調だった総合素材、原料炭の上昇を受けた金属資源、前期に計上した三菱自動車関連の損失が一巡した自動車モビリティー、養殖事業が堅調だった食品産業の4部門が最高益を更新。
通期でも10部門中8部門が見通しを上方修正し、金属資源と食品が過去最高益に達する計画へ変更した。
会見した増一行CFOは上期業績を「世界的な経済活動の再開に伴う自動車や鮭鱒養殖事業などの需要回復、原料炭や銅、鉄鉱石といった資源価格の上昇など、環境の改善をそれぞれの事業で着実に利益に結びつけた」と評価。
通期見通しも「資源価格の下落など下振れリスクを織り込んでおり、一定の耐性を持っている」ものだと説明した。
円安も利益を押し上げた。当初計画から2円弱の円安が進行し、通期で70億円程度の増益要因になった
参考)大手商社決算状況
社名 純利益予想 増配 株価推移
三菱商事 7,400億円 142円(+8円:106%) 約3%下落
EPS:501.27 配当性向:28.3% 配当利回り:4.02%
伊藤忠 7,500億円 110円 (+16円:117%) 約3%下落
EPS:504.95 配当性向:21.8% 配当利回り:3.37%
三井物産 7,200億円 95円 (+10円:112%) 約5%下落
EPS:441.26 配当性向:21.5% 配当利回り:3.77%
住友商事 3,800億円 90円 (+20円:129%) 約1.5%上昇
EPS:304.02 配当性向:29.6% 配当利回り:5.46%
丸紅 3,500億円 51円(+17円:150%) 約4%上昇
EPS:199.82 配当性向:25.5% 配当利回り:4.02%
※(利回り:配当金/11/5株価)
株価:11/5
3,530.0 -108.0 (-2.97 %)
三菱商事2022年3月期中間決算:
21年9月中間期連結利益:3605.6億円(315.9%増)、
22年3月期予想:7400億円(328.9%増)
[東京 5日 ロイター]
2022年3月期中間決算 (2021年4月1日-2021年9月30日)
営業収益(百万円)
22年3月期中間: 7,726,735(+34.9 %)
21年3月期中間: 5,728,347(-25.8 %)
税引き前利益(百万円)
22年3月期中間:499,365 (+248.0 %)
21年3月期中間:143,477(-59.7 %)
当期利益(百万円)
22年3月期中間:360,560 (+315.9 %)
21年3月期中間: 86,687 (-64.2 %)
22年3月期予想:740,000 (+328.9 %)
基本的なEPS(円)
22年3月期中間:244.25
21年3月期中間:58.68
22年3月期予想:501.27 配当性向:28.3%
希薄後EPS(円)
22年3月期中間:243.50
21年3月期中間:58.55
1株年間配当(円) 134.00 142.00 +8円 106%
1株Q2配当 (円) 67.00 71.00
1株Q4配当 (円) 67.00 71.00
2022年3月期 第2四半期決算短信(連結)
通期連結業績予想及び剰余金の配当(中間配当)、並びに配当予想の修正に関するお知ら
<最後までお読みいただき、ありがとうございました。>
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